# 109

1、「World No More」の日本語訳

 

こんにちは、地球からやってきました。

 

愛と憎しみの世界からやって来ました。

そこは運命のいたずらで逃げ出したくなる場所

そこでは死は生きるための食べ物になる。(生きるためには殺すということ)

そこでは今まで聞いたことのないような贈り物が与えられている。

 

橋によって分けられる世界からやってきました。

そしてその川の流れには科学物質が溶けている。

大気汚染がある世界からやってきました。

 

そして牢獄が唯一の解決です。

殺人することに意味がある。(殺人で何かをすることもある。)

 

若者は声を聞いたことがない。(若者は文句を言わない、声をあげない)

 

王様や大統領がいるような世界からやってきました。

証拠がないことが真実のコントロールだ。(王様、大統領が真実という名のもとに好き勝手なことをしている。)

 

魂の自由。

年を重ねるごとに寒くなる。

信じられない世界からやってきました。

 

金持ちと貧困がいる世界からやってきた。

飽食と飢餓の世界

子供たちは休日の日の食事でさえ薄く切り分けている貧乏人のようにおなかを空かせている。

銃、ナイフのようなおもちゃが子供たちへの心の贈り物となっている世界からやってきました。

サンタクロースがいることを信じる世界からやってきました。

しかし、そこでは私があなたを愛しているということは決して教えない。

 

秩序と無秩序の世界からやってきた。

 

 

私は光を注ぎにきた。一緒に進むことができないかな?

私は地球から来ました。これ以上にない地球から来ました。

私は行進曲がたくさんある世界から来ました。

200の夏のために。(200カ国?)

 

数多くの貧乏人がいる世界。

いつも後回しにされる少数者

秘密の女性社交クラブや会員制のクラブがあり、そういう世界では老人がさみしく死んでいく。

壁が壊れてそこに墓が建てられた。

 

地球全体の温暖化は警告だ。

最後の日が近いという

しかしだれもその警告を聞かない。

無視の中で毒を身に付けている。髪に色をつけるという。

地球オゾン層に穴を開けてしまった。

私は望まない。これ以上演奏家でありたくない。

なぜなら評価ばかりを気にしているから。

世界からやってきた。

これ以上にないいやなところからやってきた。

 

 


1の歌詞からレポートテーマを決める

Only What You Wear Poisons coloured your hair」(毒を身に付けている。髪に色をつけるという。)という歌詞に着目する。髪を染めるカラーリングは自宅で手軽に安く簡単にできるということもあり、今や若者のファッションとしてすっかり定着している。ヘアカラーをすることにより、髪が痛むということはよく知られている。しかし、ヘアカラーは単に髪が傷むだけではなく、人体に害を与えるということはあまり広くは知られていないだろう。実際私もこの歌詞を見るまでは知らなかった。そこで今回は、ヘアカラーが人体にどのような影響を与えるかということに重点をおき調べることにする。

3、レポート

ヘアカラーの毒性について

はじめに

ヘアカラーは髪を傷めるだけではなく人体に様々な影響を及ぼす。今回は特にヘアカラーによる環境ホルモン作用に着目し調べた。その結果をここに報告する。

 

ヘアカラーの成分とその毒性

ヘアカラーの成分はその種類によって様々であるが、広く使用されているものでは、パラフェニレンジアミンの芳香族アミン、修正剤、アンモニア水、酸化防止剤、油性成分、海面活性剤などである。このうちパラフェニレンジはアレルギー反応を引き起こすことが知られている。ほかの成分についてはその毒性についてまだ特定できていない。また安全と思われる物質でもそれらの相乗作用で毒性を示すということも十分に考えられ、長期の使用でもたらされる毒性も未知数であると考えられている。

 

ヘアカラーによる人体への影響

上にも示したように、まだ人体への影響は特定できていないものがほとんどであるが、ヘアカラーの使用により起こりうる症状、病気として次のようなものが挙げられる。

 

接触性皮膚炎、環境ホルモン作用、結膜炎、気管支喘息、腎臓障害、貧血、癌、である。この中で、ヘアカラーの環境ホルモン作用の働きがあるということに着目し、北里研究所病院環境センター、東海大学医学部の研究報告をもとに下に示す。

 

ヘアカラーによる環境ホルモン作用

北里研究所病院環境医学センター坂部貢らの研究によると、ヘアカラーは女性ホルモンのエストロゲンのような作用をする一種の環境ホルモンであると分かった。

その研究とは、市販されている中から大手メーカーが製造販売している三種類を選び、乳がん細胞に濃度を変えて添加し、それを五日間培養するというものである。

その結果、製品によって多少の差はあるものの、ヘアカラー剤1mgの濃度を100万分の1に薄めた場合、約1.21.5倍の増殖率で乳がん細胞は増殖した。また100億分の1の濃度でも1.1倍程度増殖し、環境ホルモン作用を持つ物質を含まない水などの液体では増殖しなかった。この乳がん細胞の増殖は、ヘアカラーリングの環境ホルモン作用によるものと推定される。

また、東海大学医学部の研究グループと共同で行った実験では、雌のマウスにヘアカラーを塗り、経過観察をした。すると、マウスの子宮全体が萎縮する現象が観察された。子宮萎縮現象は環境ホルモンというよりは、「生殖器毒性」によるものと考えられるという。     また女性の卵巣だけではなく、精巣の発達に影響を及ぼす可能性があるとの報告もあり、男性にとっても決して軽視できる問題ではない。

この他、体毛を剃った雌ラットに10倍に希釈したヘアカラー剤を塗布し、14間経過観察をするという実験では、免疫系に異常をもたらすタンパク質が最大で1.7倍発生していた。このタンパクは癌細胞の増殖を促す要因となり、ほかの様々な病気に対する‘かかりやすさ’を高めるものであるといえるという。

このようにヘアカラーが環境ホルモン作用を引き起こしたり、生殖器に影響を及ぼしたりということは証明されているが、ヘアカラー成分中のどの物質が環境ホルモンの働きをのするのかは今の段階では特定できていない。

 

さいごに

このようにまだ未特定の部分があるとはいえ、ヘアカラーによる人体への影響は重大であることがわかる。さらなる研究者たちの検証と、なにより私たちがヘアカラーの毒性に対して十分な関心を持ち、そして安全性の高い製品を求める心がけが必要であると思う。

 

参考文献

http//tag.kitasato-.c.jp/tag-wada/noframe/1268.htm

http//www.travelcafe.co.jp/310001/

http//homepage2.nifty.com/oryza/tcdd/tcdd2002.html

http//cosme-kp.city.tv/HairColor.html

http//www.oyako-netcom/medishine_info/column_060.html

http//www.2u.biglobe.ne.jp/~onghair/care/color/color_as_poison.html

http//www.asyura2.com/2002/mm24.htm

http//www.myr.biz/what_new/11.html